結局は誰もが苦しむ

私は決して悲観論者ではありませんが、結局は、人間、誰もが苦しんでいくと思っています。

 

その思いは、歳を取るごとに強まっていくでしょう。

 

どんなにキレイな人でも、どんなにハンサムな人でも、すこーしずつ老けて、その美貌には陰りが表れます。若いときのころのように、出会いがたくさんあり、周りの人間にチヤホヤされる機会も少なくなっていきます。

 

それは、誰もが受け入れなければならない試練です。人生うまく行っていた人ほど、その事実は受け入れ難いものでしょう。

 

▼また、死ぬときもそうです。私はまだ30代ですし、まだまだリアルに死を感じれる年齢ではありません。それでも、日本人の死因を調べると愕然とします。

死因トップ３は、ガン、心疾患、脳卒中。ほとんどの人が、最後は病気に罹って死んでいくのです。長寿大国と言われようとこの数字です。老衰は、わずかに全体の3％にも達しません。つまり、人生誰もが、一度は『なんで私だけ、こんなつらい思いをしなければ』という思いをするということです。

希望を捨てて生きろというわけではありません。また、失恋のつらさと、死や病気のつらさは全く同じではありません。ただし、今、このつらい状況も、間違いなく人生の一部であり、決して特別な状況ではないということです。

大切なのは、このつらい状況から抜け出そう、抜け出そうともがくのではなく、受け入れながら前に進むことだと思っています。

 

もちろん、言うが安しで、実際に行動に移すことは大変なことでしょう。毎日が葛藤の連続です。

しかし、これも一つの人生訓練だと思って、ぜひ、トライしてみて欲しいなと思います。あとあと、必ずあなたの大きな財産になるはずです。